眼精疲労のツボ押し
眼精疲労とは
PC作業やスマホ操作など近くでモノをみることがとても多くなってきています。
近くでモノを見るときは眼がピントを手前に自動調節しています。
その際、眼球の中にある毛様体筋を緊張させ、レンズの役割りをする水晶体を厚くすることでピントを合わせています。
つまり長時間のPC作業、スマホ操作により毛様体筋はずっと緊張している状態が続くので、そのうちに筋疲労をおこしてしまいます。
毛様体筋は自律神経が調整しているため、目を使いすぎて毛様体筋が疲労すると自律神経が乱れてしまい、眼以外にも全身に症状があらわれる場合があります。
眼精疲労の症状
眼の症状
目が疲れる・ぼやける・目の奥が痛い・まぶたのけいれん・目の乾き、まぶしく感じるなど
全身症状
頭痛・首、肩こり・めまい・吐き気・全身倦怠感など
目・首の周辺をストレッチ、ツボ押して眼精疲労をケアしましょう
ツボの位置(正面・横)
太陽(たいよう)
眉と目の後ろを結んだ線の中間点から指幅2本分で、圧痛点があるところを探します。(いわゆるコメカミ)
率谷(そっこく)
耳のいちばん高いところの真上にある圧痛点があるところを探します。
攅竹(さんちく)
眉頭にある、小さなくぼみの中の圧痛点があるところを探します。
魚腰(ぎょよう)
眉の中央にある小さなくぼみの中の圧痛点があるところを探します。
ツボの押し方
中指をツボに当て、頭の中心に向かって押していきます。
圧痛点とは指で押してみて痛みを感じるところです。押す強さは痛いけど、気持ちよいくらいの強さが目安になります。
ツボの位置 (後ろ)
天柱(てんちゅう)
首の骨のすぐ横を髪の生え際までたどり、頭蓋骨の下にあるくぼみをを探します。 くぼみの中の圧痛点を探します。
風池(ふうち)
少し上を向いたとき、首の骨の真ん中から上がって指が止まるくぼみと、耳の下を結んだ中間点で、圧痛点を探します。
玉沈(ぎょくちん)
後頭部のいちばん出っ張っている部分の中心から、左右に指幅2本分外で圧痛点をさがします。
ツボの押し方
頭を支えるようにして親指をツボに当て、頭の中心に向かって押します。しっかりと圧が入らないようなら少し頭を後ろに反らすと入りやすくなります(天柱・玉沈も同じ)
天柱、風池があるインナーマッスル、後頭下筋群のストレッチ
両手でフェイスタオルの端を持ち、首の後ろの中央にタオルを当てます。
頭を後ろに倒し、両手を斜め上に持ち上げます。
首が前に引っ張られない様に頭を後ろに倒し抵抗をかけます。首の上方にストレッチを感じたら20秒キープしましょう。
まとめ
長時間のPC作業やスマホ操作など、すぐ近くで液晶画面をみていると眼のピントを合わせるために毛様体筋という筋肉が筋疲労をおこしてしまいます。また毛様体筋は自律神経に調整されているため、眼の使い過ぎにより自律神経のバランスが崩れ、眼精疲労だけでなく全身に症状があらわれることもめずらしくありません。
仕事の合間や、寝る前など空いている時間にツボ押しやストレッチでセルフケアをしていきましょう!