デスクワークと緊張性頭痛
デスクワーカーに多い緊張性頭痛
頭痛の中でも1番多いとされるものが緊張性頭痛です。
長時間にPC作業やスマホ操作、睡眠不足などによって頭や首・肩にかけての筋肉がこりかたまり血管をギュッと圧迫し、血流が悪くなってしまいます。
すると、乳酸などの疲労物質が筋肉にたまり、これが頭の知覚を伝える後頭神経などの神経を刺激して頭痛を引き起こしてしまう原因だと考えられています。
緊張性頭痛の症状
緊張性頭痛は頭をハチマキなどで締め付けられる様な、サイズの小さなヘルメットをむりやり被らせられる様な、鈍い・重だるい痛みが特徴です。
また首や肩のこりや不快感、ふらつき、全身のだるさ、めまい、耳鳴りなどの症状が現れることもあります。
痛みの継続時間には個人差があり、短い場合は30分から長い場合1週間続くケースもあります。
ストレッチ、ツボ押しで緊張性頭痛のケアを
緊張性頭痛は長時間のデスクワークやスマホ操作により、頭や首・肩の筋肉がこり硬まることによっておこります。
頭の知覚を伝える神経の出口が、筋肉のこりによってふさがれてしまい、頭痛がおこることもあります。
頭や首にある筋肉を中心にストレッチ、ツボ押しをして頭痛のセルフケアをしていきましょう!
1 頭の後ろで両手を組みます。
2 頭をゆっくりと前方にたおしていきます(アゴを鎖骨にしっかりとつけるイメージ)
3 首の後ろ全体にストレッチを感じたら20秒キープ。2~3セットおこないます。
1 左手を頭に添え、耳を肩につけるイメージで頭を右に傾けます。
2 頭を傾ける際、右肩が上がらないように注意しましょう。
3 首の横側にストレッチを感じたら20秒キープ。左右2~3セットおこないます。
1 両手を腰の後ろで組み、胸をはっていきます(肩甲骨を内側によせるイメージ)
2 胸をはりながらアゴを真上に向けていきます。
3 首のまえ、大胸筋にストレッチを感じたら20秒キープ。2~3セットおこないます。
頭痛のツボ、天柱・風池
頭と首のつけねに天柱、風池というツボがあります。そのツボの近くを後頭部の感覚神経が通っています。この感覚神経の通り道が筋肉のこりでふさがれてしまうと、緊張性頭痛の原因になります。
天柱、風池をツボ押しをすることで首のつけねにある筋肉をしっかりゆるめていきましょう。
天柱の見つけ方
首の骨のすぐ横を髪の生え際までたどり、頭蓋骨の下にあるくぼみをを探します。 くぼみの中の押して最も痛いところを天柱とします。
風池の見つけ方
少し上を向いたとき、首の骨の真ん中から上がって指が止まるくぼみと、耳の下を結んだ中間点で、押して最も痛いところを風池とします。
ツボの押し方
頭を支えるようにして親指をツボに当て、頭の中心に向かって押します。しっかりと圧が入らないようなら少し頭を後ろに反らすと入りやすくなります(天柱も同じ)
まとめ
長時間にPC作業やスマホ操作などによって頭や首・肩にかけての筋肉がこりかたまり、血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなると疲労物質がたまって硬くなった筋肉が、神経を刺激して頭痛がおこることがあります。
ストレッチやツボ押しをすることで、筋肉を柔らかくし、疲労物質をきれいに流し、緊張性頭痛を撃退しましょう。